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モデル解説

MXRやProCoと言った海外メーカー製品などの輸入代理店として知られるモリダイラ楽器が1980年代に製造販売していたエフェクター・ブランド、NEXT。その初期ラインナップの内、唯一の歪み系エフェクターが本機DS-200 “DISTORTION X” だ。

価格

発売時の価格¥9,000
現在の相場
(2025年1月)
¥5,000〜6,000程度

スペック

寸法(mm)W80×D127×H48
コントロールVol、Tone、Drive、Wave
入出力Input、Output
電源DC9V、9V電池(006P)

細部紹介

TONE

センター・クリック付きのポットを使用しており、中心で一度止まるようになっている。

WAVE

本機種の白眉とも言えるコントローラー。発売当時のカタログには「1960年代のハードなファズトーンから、ソフトディストーションやメロートーンへの時代の波によるサウンドの変化をすべて備えています」と書かれている。サウンドに大きな変化をもたらすコントローラーを“WAVE”と名付けたセンスは非常に秀逸だ。なお“WAVE”コントローラーは左に絞り切った状態から“ ‘60 ”、“ ‘80 ”、“ NEXT ”、“ ‘70 ”の順で配置されている。こちらは“TONE”と異なり途中のクリック感はなく連続して変化する。

ノブ

帽子で言うところの「クラウン」部分と「つば」部分に分解できる。また「クラウン」部分の頂点も別パーツになっており、機種ごとに頂点パーツの色を変えている。

筐体

上部の機種名は印刷されたものだが、一段凹んだ中央部は筐体に直接印刷できないためかコントローラー名の書かれた金属板が貼られている。
黒い金具を動かすと電池ボックスにアクセスできる。内部にはシリアルナンバーらしき数字の書かれたステッカーが付いている。中央部の切り欠きの先には基板上のスイッチがある。黒いプラスチックの蓋を押すと切り欠きを通過して基板上のスイッチをオン・オフできる構造になっている。

基板

筐体が凹状になっているため、基板の中央部は高さに制約がある。その関係で一部のコンデンサが横倒しになって取り付けられている。電解コンデンサやICチップの製造年から、おそらく本個体は1982年製造と考えられる。

[出典・参考文献]
・世界のエフェクター大図鑑 4th edition (シンコーミュージックMOOK/2008年)P233
・楽器カタログの世界(https://guitar-catalog.com/effector/next/198x/jp_index.html)

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